図は本日のユーロドル4時間足。
このチャートには11本の移動平均線を表示させているが、こいつが、こんがらがったらトレンドは終了である。
だが、「こんがらがったら」という感覚的な表現が苦手な人もいると思う。
具体的に言うならば、現在、一番短期である肌色の線(5MA)が、中央の青色の線(65MA)をクロスしている。
こういう状態にまでなると、「こんがらがった」ように見えるはずだ。
ゆえに売り戦略は停止する。
もちろん、そこからまた下がる場合もある。
つまり、肌色の線(5MA)が青色の線(65MA)を反対方向に抜き返した場合、売り戦略を再開する。
では、次のトレンドが開始したと判断するのはいつか?
11本の移動平均線が、ホウキのように広がる状態が、トレンドの開始であるが、これもアナログな表現だ。
デジタルに表現するならば、まず、中央の青色の線(65MA)が、一番長期である赤色の線(105MA)を上抜く事。
続いて、肌色の線(5MA)が青色の線(65MA)を上抜く。
そうすれば、上昇トレンドが開始されたと見る事ができる。
ちょうどホウキ状になっているはず。
今は、青色の線(65MA)が赤色の線(105MA)の下にあり、長期的には、まだ下方トレンドの終了という事は言えないが、肌色の線(5MA)が青色の線(65MA)の上にあるため、売り戦略は中止しておくのが賢明。
ビジュアル的に把握しやすいから11本の移動平均線を表示させているが、かえってややこしいという人は、105MA、65MA、5MAの3本でも構わない。
ちなみに、ここで使っている移動平均線の種類は、WMAのOPENである。
もちろん、これだけでトレンドが判断できるわけではない。
直線やフィボナッチなど、他の要素を加味させる。
たとえば、今、ライン1を引いてみたが、このラインを上抜いている。
つまり、上方にブレイクしたと考える事ができる。
ここから上昇トレンド開始という見方まではできなくても、少なくとも、売り戦略は中止という判断はできる。
2010/05/21 17:56
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